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黒田博樹 アメリカメジャー挑戦 ミスター完投の責任感 会見(3)

「引退 会見(2)」からの続きです。
広島カープの黒田博樹投手が現役引退を決め、
マツダスタジアムで会見を開きました。

黒田投手は、広島カープからアメリカメジャーへ
2008年に挑戦した時のことを語ってくれます。
ロサンジェルス・ドジャースで4年、
ニューヨーク・ヤンキースで3年活躍しました。



メジャーのドジャース ヤンキースで活躍


  メジャー挑戦の時には涙を流した気持ちを振り返って?
黒田博樹投手「自分で決めたことなんですけど、このチームを
離れるのはさみしい気持ちだったんじゃないかなと思います」

  ファンに対する気持ちは?
黒田投手「ファンの人の声援や応援がないと、プロ野球戦手は
成り立たないと思いますし、そういう中で自分もやってこれた
というのがあるので、ファンの人の存在は僕の中では
大きかったなと思います」

  旧市民球場に掲げられた残留を祈る旗を覚えてますか?
黒田投手「それはすごく鮮明に覚えてますね」

  アメリカへ渡ってからの1球1球はどんな1球でしたか?
黒田投手「常に僕の中ではマウンドに上がれば、一球一球気持ちを
込めて投げて来ましたし、気持ちがない1球を投げたことはなかった
と思うので、それだけにどこの球場であっても、どういうチームの
ユニホームを着ていても、僕の中では目いっぱい投げて来れたかな
と思います」

  打球が顔を直撃したこともありました。
黒田投手「当たった時は選手生活を考える前に、死んでしまうん
じゃないかという恐怖感はありましたし、野球を考える余裕が
なかったですね」

  それでも戻って、後遺症に苦しむ中でも投げ続けた原動力は?
黒田投手「自分なりの責任感というか、勝手に責任感というものを
持って、それなりに追い込んでこれたんじゃないかと思ってます」



黒田博樹 ミスター完投の責任感


  責任感とは、どういう責任感ですか?
黒田投手「契約した以上は、そのチームのために投げ続けないと
いけないという気持ちはありましたし、プロ野球戦手である以上は
ファンの前でしっかりしたパフォーマンスを出さないといけない。
そういう気持ちが強かったと思います」

  ミスター完投と呼ばれ、完投にこだわっていたと思いますが、
  ケガの影響で体調が万全でない中で、この2シーズン投げて
  こられたが、その辺りのもどかしさはありましたか?

黒田投手「もどかしさというか、そういう気持ちは常にありました
し、メジャーに行っても、メジャーの後半は自分の思った通りの
ピッチングができないという悔しさもありました。

ただ、それを受け入れないと次には進めないと思ってたんで、
常に自分との葛藤はありましたし、ピッチャーである以上は
8、9回まで投げ続けたい気持ちは常にあったので、
それが晩年できなくなってきて、自分の中で、こういうピッチャー
でいいのかという葛藤は常に持ってましたね」

黒田博樹投手はケガやその後遺症に苦しみながらも
ミスター完投と呼ばれる責任感を感じていたんですね。
そして、完投ができなくなった苦しみをはじめて
明かしてくれました。

「黒田博樹 引退理由と今後、新井貴浩監督?FA宣言? 会見(4)」へづづ




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